懐かしくて。でも、

……どこか愛しくて。という感覚を覚える。
いやはや、1ヶ月ほど更新してませんでしたね……あはは、すみません(; ̄ー ̄A
私事と二次創作の修正に熱中しておりました。あとはウィンブルドンで、ちょっと寝不足です←
ついでに言うと、最近は暑さに負けてます。アイスの様に溶けますよ、マジで。暑いの苦手。香月は寒い方が好きです(笑)
んでもって、近況報告は置いといて本題。
最近、懐かしいアニメがふと頭を過り、『そういえば原作小説があったなぁ……』と調べてみました。まあ、よく行ってる本屋にはありませんでしたので図書館で借りてきましたが(;´д`)
『雲のように風のように』という疑似中華ファンタジーのアニメの原作『後宮小説//著:酒見賢一』です。
アニメのラストシーンはかなり印象に残ってます。多分、香月が初めて見たのが小学生低学年くらい……だったかな?そんな小さな頃に見た切ない別れと一度きりの逢瀬が、かなり鮮明に残っています。当時はあまり解っていませんでしたが、今は涙腺崩壊します。ダバダバ涙を流します(T^T)
その原作を今回、初めて読みました。……小さい頃に読んでたら凄く困惑するだろうなって思いました。刺激的な内容でしたし。けど、逆に今読んで簡潔ながらまとめられたアニメの隠れた意味を理解できました。まさに『国末期の後宮の出来事を綴った小説』ですね。歴史小説の一部を読んでいるようでした。
主人公の銀河から見た国の奥底であり、作中の言葉を借りるなら『真理』の中から見ていたであろう後宮というシステム・制度。母体をモデルにしたこのシステムに、はたっとしました。すべては母の腹から始まり、産まれる。当たり前であり忘れがちな事ですよね。
角先生の言っていた事である、古代から受け継がれてきた『国の真理』を生む事。この哲学は確かに女性しかわからない事かもしれません。しかし、だからこそ銀河の物語の最後に成した事が生きるのだなぁ……と読み終わって思いました。
また、銀河自体もやんちゃな田舎娘でしたし、親しみやすい主人公だと思います。セシャミーンや江葉、玉遥樹などの同室の宮女見習いたちとの会話も面白いですしね。政治的な内容も含めてそれも面白いです。
ちなみに、香月は銀河と江葉、双槐樹、渾沌、角先生がさらに大好きになりました♪特に銀河と双槐樹にはキュンとさせられ、最後にぐっとしました。愛しくて仕方ないです。
最後に、『後宮小説』を読むならば、香月はまずアニメの『雲のように風のように』を入門編にするのをおすすめします。先に後宮小説を読んでからだと、アニメは物足りないと思うので。結末や設定などの違いがあって困惑しますしね……その違いも楽しんでほしいですから(o≧▽゜)o
にしても、香月の悲恋好みや純愛好きはこういうところから始まってるんだろうなぁ……と気づく小説でしたφ(゜゜)ノ゜